<骨粗鬆症とは?>
骨粗鬆症は骨の中のカルシウムが抜けて、大根の‘ス’の様に骨がスカスカになり骨折しやすくなる病気です。健康な人でも、加齢と共に、骨量は低下していきますが、特に女性はホルモンの関係で、40歳を過ぎると、骨量は減っていきます。また、食事でのカルシウム接種の不足や、運動不足も、骨粗鬆症を引き起こす原因になります。
<今、骨粗鬆症が高齢者では問題になっています>
骨粗鬆症そのものは死につながる病気ではありませんが、転倒による骨折で寝たきりになる方が多くなっています。65歳以上の方が寝たきりになる要因の約一割が転倒・骨折です。滑る、つまずく等、身近なことがそのまま寝たきりにつながるのです。
<年齢が若いから大丈夫?・・・でもないのです>
骨粗鬆症は高齢者の病気と思われがちですが、一生のうち20歳〜30歳代の骨量が一番多くたまっている時期にどれほどの骨量がためられているかによって、40歳以降の骨量に影響してきます。
また妊娠、母乳授乳によってかなりのカルシウムが抜けるので、きちんと補給しないと
やはり40歳以降に影響がでてきます。
<骨粗鬆症の予防は?>
1、まずは自分の骨量を知りましょう。
40歳になるまでに一度骨密度を測定しておきましょう。その骨量をできるだけ維持することが、目標になります。
2、カルシウムの摂取を心がける
3、日頃から身体を動かす。歩くことだけでも効果があります。
<当院では、骨粗鬆症の検査としてレントゲン検査による骨量の測定を行っております>
身体中の骨のレントゲンを撮影する必要はなく、両手のひらのみ撮影するだけで、その方の骨量を知ることができ、とても簡便な検査です。
骨粗鬆症は自覚症状がないので、自分でも気づかないうちに骨量が大きく減少していることもあります。最近背が以前より低くなったような気がする方、背筋が丸くなったと感じていらっしゃる方、早期発見、早期治療のために、骨量を測ってみましょう。