以下の内容は、当院院長が中京テレビの健康ナビに出演した際にお話しした内容の要約です。
こんな症状は、ありませんか?
これらの症状のある方はある耳の病気かもしれません。
その病気とは・・・
「メニエル病といって、まじめな人、ストレスをため込みやすい人、睡眠不足に陥りやすい人などに多く見られる病気です」
と、教えてくださったのは、岐阜県羽島市にある「あさこうクリニック」の浅野幸一郎院長。
では、いったい「メニエル病」とはどのような病気なのでしょうか?
浅野院長に聞きました。
「耳には三半規管と前庭という、バランスをつかさどる、平衡感覚の中枢になる部分があります。それらが障害を起こし、立ちくらみとは違う『回転性の強いめまい』を起こすのが特徴です。」
耳の中には『三半規管』『前庭』のほかに、”かたつむり”の様な形をした『蝸牛(かぎゅう)』があります。
蝸牛の中は三層構造になっています。その真ん中を流れる内リンパ液が増えすぎて外側を圧迫するため、めまいなどが生じるのです。
浅野院長「どちらかの耳が聞こえにくくなったり、ふさがったような感じがしてきたなと思ったら、突然グルグルとした”回転性のめまい”が起こるのが特徴です。
放っておくと聞こえの悪さも治りにくくなり、立っていられず吐いてしまう方が多いです。」
メニエル病に悩むAさんの場合は・・・
「突然耳がふさがったような感じになりました。その後、ひどいめまいがして、吐き気につながって・・・ でも原因がわからずすごく不安でした。」
とAさん。
いつものようにデスクワークをしていたAさん。すると目の前がグルグルとまわりだし、気持ち悪くて動けなくなってしまいました。
「メニエル病は、40代~60代ぐらいに多く、過労やストレスをため込みやすい人に多い病気なんです。」と、浅野院長。
そうなる前に、セルフチェックをしてみましょう!
まず、肩の高さまで腕を上げ目を閉じて、
その場で50回ほど足踏みをします。
そして、元の位置からどれ位ずれたかをチェック。
45度以上回転していたら要注意!
続いて、時計を左右の耳に交互にあてて、
秒針の音が聞こえにくくないか調べます。
「メニエル病は、ストレスなどが誘因と言われています。規則正しい生活、適度な運動、十分な睡眠をとることが大切です。」と、浅野院長。
一度チェックしてみてはいかがでしょうか。